一般社団法人とちぎ農産物マーケティング協会
Tochigi Agricultural Product Marketing Association

カラダにとちぎ


農産物情報 にら

全国1、2位の生産量を誇る栃木のにら。カルシウムやカリウム、鉄分を豊富に含む栄養食品です。
栃木のにらは、1年を通じて出荷があり、栄養たっぷりでスタミナ抜群!有機質肥料を施しじっくり育てているため、甘味があって風味がよく味わいに深みがあります。
おいしいにらを見分けるには、
(1)瑞々(みずみず)しい新鮮なもの、
(2)緑色の濃いしゃっきりしたもの、
(3)しおれたり、変色しているものは避ける、
という3点を注意して下さい。
それから、葉先が折れないように濡らした新聞紙に包んでポリ袋に入れ冷蔵庫で保存していただければ、3~4日はおいしい状態で保存ができます。


br /> にらの原産地は中国西部といわれています。栽培は東洋だけで、欧米ではあまり利用されていません。
日本でも古くから栽培され、らっきょうの「オオミラ」に対して「コミラ」と呼び、なまっ て「にら」と俗称するようになったといわれています。


平成18年の東京都中央卸売市場への出荷量は、昭和55年以降27年連続日本一で、品質 とともに市場から高い評価を得ています。
平成18年産は、作付面積443ha(全国第1位)、出荷量11,400t(全国第2位)です。


栃木県では、冬季の労力活用と安定した収入確保を目的として、鹿沼地方に昭和40年代初期 に導入され、その後、水田転作作物としての導入や緑黄色野菜の消費拡大と相まって、県内 各地に産地が形成されています。
主な産地は、鹿沼市をはじめとして、大田原市、上三川町などの水田地帯を中心に県内全域 に分布しています。


にらには、独特のにおいがありますが、その成分は硫化アリルで、(1)消化酵素の分泌を活発にする、(2)ビタミンB1の吸収を高めるなど重要な役割を担っています。
また、にらに多く含まれるビタミンA(カロチン)は、肌のカサつきを防ぎ、潤いを与える 働きがあります。
さらに、ビタミンCも豊富で、その他、ビタミンB1・B2もバランス良く含んでいます。

葉先までピンとしていて、ハリがあるものを選びましょう。
葉が濃い緑色で、肉厚なものが良いものです。
茎の部分にしっかりとした弾力性のあるもの、手で持ったときにあまりしならないものを選びましょう。




東アジア原産のユリ科の多年草で暑さにも寒さにも強く、切っても切ってもまた生えてくる生命力の強さがにらの身の上。丈夫で作りやすく、刈り取った後からまた伸びてくるため、年に数度の収穫が可能です。
食べると体が温まり精力が付く野菜として重宝されてきました。また独特の香りが魚や肉の生臭さをやわらげ、食材の旨みを上手に引き出します。特に中華料理には欠かせない野菜です。
栃木県宇都宮市は言わずと知れた「餃子のまち」ですが、これも栃木のおいしいにらがあればこそ。たくさん食べてスタミナをつけましょう!

疲労回復・肩こりなどに良いとされているビタミンB1を多く含み、体内でビタミンAになるカロチンやビタミンE・ビタミンCも豊富。ビタミンAには疲労回復や体を温める効果がありますので疲れやすい方や冷え性の方におすすめです。またカリウム、カルシウム、食物繊維などもたっぷり。
独特のにおいの元はたまねぎ等にも含まれる「硫化アリル」で、これはビタミンB1の吸収を高めたり、体を温めたり、胃や腸の粘膜を刺激し消化を助けたりという効果があります。食欲増進の効果もありますから、豊富な栄養分と合わせて、にらはスタミナ野菜の名に恥じぬ働きをするのです。



にらは一年中採れますが、旬は冬から春にかけて。この時期のにらは肉厚で甘さも強く特においしいです。選ぶときは葉の幅が広く肉厚で、色は濃緑色で葉先までピンと伸びているものを。切り口が瑞々しく香りが強いものが新鮮です。



にらは鮮度が命、痛みやすいので買ってきたら新鮮なうちにどうぞ。風にあたるとしおれやすく、水に濡れると痛みやすいので、キッチンペーパーや新聞紙などで包んでからラップに包み、冷蔵庫の野菜室に立てて保存するとよいでしょう。
切り口が空気に触れていると酵素の働きによってにおいが増すので、調理の際には直前に切るのがにおいを抑えるコツです。



わたしたちが通常「にら」と呼んでいるものです。栃木県で栽培されている品種はスーパーグリーンベルトが中心ですが、最近は栃木県で育成した「きぬみどり」と「なかみどり(通称:ねぎにら)」という品種の栽培も始められました。


高級な中国料理に使われる黄にらは、じつは青にらと同じ品種。青にらに日光を当てず、軟化栽培(黒いビニールをかけ光を遮って育てる)したものが黄にらです。


とう立ちした茎とつぼみを一緒に食べる花にら。独特の甘味とシャキシャキの歯ごたえが特徴です。これは葉にらとは違う品種。

 


材料(4人前)

ニラ 2束
えのき茸 1袋
海老 8尾
マヨネーズ 大さじ3
しょうゆ 少々
少々

ニラは5㎝くらいの長さに切り、えのき茸は適当にほぐしておく。

ニラとえのきは一緒に軽くゆで、水分を切ってさましておく。

海老もゆでてさましておく。

 ニラとえのきを混ぜて皿に盛り、海老を添える。

マヨネーズにしょうゆと酢を加えて良くかき混ぜ、上から適量をかけてでき上がり。


●子供や高齢者には、なすとにらを細かく刻んで入れると食べやすいです。
●中に入れる材料は旬の野菜を利用します。
●油揚げの中に入れる具のつなぎとして卵、やまいもを利用します。
●つなぎがしっかりしている場合は斜めに切って盛りつけてもよいです。
●この具の材料で春巻きにしてもよいです。

(4人前)

にら 70g
なす 4個
油揚げ 4枚
●調味料
 しょうゆ 大さじ1強
 酒 大さじ1強
 みりん 大さじ1強
 みそ 大さじ1強
 砂糖 小さじ1強
ごま油 大さじ2


なすを4つ割りにして薄切り、にらは2cmくらいに切り、油揚げは半分に切り、中を開く。


フライパンにごま油を熱しなすを炒める。


なすがしなっとしたら、調味料を入れ、混ざったらにらを入れてさっと炒める。


油揚げの中に3の材料を8等分して詰める。


油揚げの口をつまようじで止めてフライパンで両面を焼く(片面2分くらいが目安)。


●油で揚げる事により、にらとささ身にボリュームがつきます。
●にらと一緒に夏は梅肉を入れたり、子供にはチーズを入れて巻くのもおいしいです。

 4人前

ささみ 8本
にら 100g
少々
こしょう 少々
小麦粉 適量
溶き卵
パン粉
●付け合せ
 レモン 適量
 レタス


ささ身は筋を取って、観音開きにし2枚にする。


1を包丁の背でたたき、厚みを平均にし塩、こしょうをする。


にらは6~7cmに切り、葉先と茎をあわせ16等分する。


にらをささ身で巻く。


4に小麦粉、溶き卵、パン粉の順につけ油であげる。


5をななめに切り盛り付ける。