一般社団法人とちぎ農産物マーケティング協会
Tochigi Agricultural Product Marketing Association

カラダにとちぎ


二条大麦



 栃木県の麦は、二条大麦、六条大麦、小麦の3種類が栽培され、全国でも有数の生産地となっています。県内では、県南部の栃木市・小山市などの二毛作地帯を中心に、県内全域で作付けされています。
 二条大麦のうち、ビールの原料となるビール大麦の受渡量は、昭和60年産以降35年連続全国第1位で、明治39年からビール会社との契約生産を行っています。また、六条大麦は麦茶用・麦ご飯用として作付けされています。6月には、新緑一色の季節の中で、「麦秋(ばくしゅう)」と呼ばれる実りの黄金色が辺り一面に広がります。
大麦の健康効果
 ①便秘解消
 ②血中コレステロールを下げる
 ③メタボリックシンドロームの改善
 ④高血圧の改善







食用大麦 新品種 「もち絹香」
 (栃木二条50号)(平成30年2月23日出願公表)

近年、機能性成分β-グルカン(水溶性食物繊維)を含むもち性の主食用途品種(もち麦)が、健康食材として注目を集めています。また、国産志向の高まりの中、もち麦の需要拡大が見込まれることから、県オリジナル新品種「もち絹香」の生産拡大に向けた取り組みが推進されています。

1「もち絹香」の特長 -食べておいしく見た目も良い-
3つの優れた特徴があります。
①もちもちした食感
②炊飯後の褐変が極めて少ない
③麦臭が少ない

2「もち絹香」栽培のメリット
・タンパクの上がりやすい畑でも作りやすい
・作業の分散が図れる

3 生産状況
・作付面積 100ha(令和2年産)