いちご
①極大果の促成用いちご「スカイベリー」
販売戦略として「スカイベリー」の名称を商標登録(平成24年9月7日)
〔特徴〕
○優れた収量性
・生産される果実のおよそ9割が2L以上で、総収量は、とちおとめと比べ3割程度多い。
○優れた果実特性
・果色は「とちおとめ」よりやや淡い濃橙赤色。果実高度が高く輸送性は高い。
・糖度と酸度のバランスが良くジューシーでまろやかな味わい。
○優れた栽培性
・草勢が旺盛で、厳寒期の草勢低下が少ない
・炭疽病及び萎黄病に対する耐病性が「とちおとめ」より強い
※本格出荷は平成26年12月から
[生産状況]
作付面積 30.0ha(H29年)
栽培者数 257戸
↑下野新聞(平成24年9月12日)
↑下野新聞(平成24年9月12日)
②夏秋どりいちご「なつおとめ」 (平成23年3月28日品種登録)
・収量多く、秀品率高い。
・断面が炎赤色で、見栄えが良い。
[生産状況]
・栽培面積 3.4ha 54戸(H29年)
・出荷期間 7~10月
二条大麦
①溶けが適正なビール大麦「アスカゴールデン」
(関東二条42号)(平成25年 3月14日品種登録)
・「サチホゴールデン」並みの多収性(極多収)
・適正な麦芽の溶け特性と優れた醸造品質
・「スカイゴールデン」と同様の大麦縞萎縮病抵抗性
[生産状況]
・作付面積 1,210ha(H28年産)
※実需者評価を得て、H27年度から1,000haに拡大
↑下野新聞(平成25年3月19日)
②食用二条大麦「とちのいぶき」 (平成24年 3月23日品種登録)
・炊飯後の褐変がほとんどない
[生産状況]
・作付面積 180ha(H28年産)
にら
にら「ゆめみどり 栃木5号」(平成29年2月22日品種登録)
高品質で多収性のにら新品種「ゆめみどり」
〔特徴〕
〇草姿は立性で、葉鞘長が長く、収穫調整作業の省力化が図れる
〇葉が厚く、葉幅が広く、品質がよい
〇茎数はやや少いが、茎重が重く、多収性である
〇生育が旺盛で、収穫を重ねても品質が安定しており、
長期どり栽培に有利な特徴
〇冬春どり+夏どり栽培、年1作連続収穫栽培などの長期栽培に適する
〇休眠性は、スーパーグリーンベルトよりやや浅い
[新技術・新品種の導入実証]
内容
〇ウオーターカーテンなどの保温装置を活用し、
収穫回数の増加うあ品質の向上を目指す
〇潅水装置などの導入により、収穫回数や単収の向上を目指す
〇地域の特性や独自栽培技術の創出により単収の向上を目指す
[栃木にらNo.1奪回運動]
栃木県のにらは、いちご、トマトに次ぐ48億円(H25年)をもつ栃木の重要品目で、H17年まで収穫量、産出額ともに日本一でしたが、H18年度以降高知県に日本一の座を奪われてしまった。
そこで、H24~27年度にかけてにら関係者が一体となって生産者の収益性の向上と日本一のにら産地の奪還を目指した運動を展開している。