本県のふきは南なす管内の那珂川町でJA 栽培されています。主な品種は品種「愛知早生」と「山ふき」(水ふきの在来種選抜)です。
JA なす南管内では約50名の生産者により毎年75トンほど生産され、県内をはじめ、首都圏や仙台の市場に出荷されています。
ふきは数少ない日本原産の野菜のひとつ。全国の野山に自生していますので、4~6月には若い葉柄をとって山菜としても楽しめます。野菜としても歴史は古く、平安時代から栽培されていたそうです。ふきは雄と雌の株があり、花が黄色いのは雄株、白いのが雌株。
春一番に出てくるふきの蕾がふきのとうです。
・すっきりした風味、シャクシャクした歯ごたえに、春を感じる日本を代表する山菜の一つ。その独特の歯ごたえは、加熱した後も残ります。お料理のポイントに、下ゆでの時重曹を少し入れると綺麗な緑色に仕上がります。ほっそり長い茎はまるでモデルの美脚?食べたらスレンダーになれるかも!
・バランスがよく栄養が含まれていてカロリーが低く、食物繊維もたっぷりなのがこのふき。便秘気味の人や健康ダイエットを考えるなら、ふきを加えたヘルシーメニューにチャレンジしてみて!
・独特の苦味と香りは咳を静め、消化を助ける働きがあります。また、この苦味が、冬の間に溜まった脂肪を流してくれます。お目覚めの苦さで味覚を引き締めて、新春スタート!
・馬頭町、小川町、烏山町
・11月~5月下旬(ふき)
(4人前)
ふき(長さ50㎝程度のもの) | 4~5本 |
厚揚げ | 2枚 |
生しいたけ | 4ケ |
削りがつお | 1パック |
だし汁 | 200cc |
砂糖 | 小さじ2 |
みりん・しょうゆ・酒 | 各大さじ1 |
塩 | 少々 |
ふきは長さ5cm位に切り、板ずりをしてからさっと茹でる。
茹で上がったら、すぐ冷水にとってさまし、皮をむいて水にさらしてあく抜きをする。
厚揚げはお湯で油抜きしてから食べやすい大きさに切る。生しいたけは石づきをとる。
鍋にだし汁、砂糖、みりん、しょうゆ、酒、塩を入れ、生しいたけと厚揚げを入れて10分程煮てから水気をきったふきを加えてさっと煮含める。
器にふき、厚揚げ、しいたけを盛り合わせて煮汁をはり、削りかつおを天盛りにする。