春の七草のひとつ「すずしろ」で、日本には中国を経て渡来したと言われています。
江戸時代には、保存食として漬物や切り干しなど、日本人の食生活に欠かせない野菜となりました。
現在は、漬物の消費の減少や洋食化などから生産量が減少傾向にあります。
那須塩原市、鹿沼市、日光市などで多く生産されています。
日光や那須塩原の標高の高い開拓地では大規模栽培が展開されています。
根の上部は、生食向きです。おろし、刺し身のつま、ぬか漬け、なます、サラダなどに向いています。
真ん中付近は、甘みがあるので、ふろふきだいこんに適しています。
根の先端に近いほど辛いので、薬味、はりはり漬けなどが良いでしょう。
普段は捨ててしまいがちな葉も油いためや佃煮で美味しく食べられます。
根の部分は、ビタミンCや消化を助けるジアスターゼなどの酵素が豊富です。
葉にもビタミンCやビタミンAなどがたっぷり含まれています。
辛みはアリルイソチオシアネートというからし油の成分で、胃液の分泌を促し、腸の働きを整え、痰をきる効果があるとされています。
日持ちも風味もよいので、葉つきを選びましょう。
茎から葉先まで鮮やかな緑色でみずみずしいものが新鮮です。
肌にひげ根やくぼみがなくなめらかで、色が白く、ツヤとハリがあるものが良品です。
同じ品種であれば、細いものよりも太くてずっしりと重いものを選びましょう。
葉が切り落とされているときは、切り口がみずみずしく、"す"の入っていないものを選びましょう。
(5人前)
大根 | 半分 |
生ハム薄切り | 10枚 |
ドレッシング | |
酢 | 大さじ1 |
サラダオイル | 大さじ3 |
塩 | 少々 |
コショウ | 少々 |
大根は薄切りにして、塩をふり、しんなりさせる。
大根がしんなりしたら水分を切り、生ハムとあえる。
器に盛り、トマトやキュウリなどの野菜で飾る。
ドレッシングを適量かける