ぶどうは、岩舟町、大平町等の県南部を中心に県内で約260ha栽培され、特に大平町には大規模なぶどう団地が形成されています。栽培品種は、巨峰が約80割を占め、他にキャンベルアーリーやピオーネ、ベリーAなども栽培されています。
ぶどうは、果樹の中で最も施設化(ハウス栽培)が進み、簡易被覆(雨よけ栽培)も含めると6割以上が施設栽培になります。トマトやイチゴと違って花の咲くのが1作に1回のため、施設毎に加温を始める時期をずらし、最も早いもので5月から、露地栽培の収穫が終わる10月中旬までの約6ヶ月間にわたり、収穫が続くようになります。
図1 作型
黒色系や赤色系のぶどうは、色の濃いものの方が糖度が高く、白色系(緑色のもの)ではやや黄色がかったものの方が完熟していて糖度が高くなります。また、軸の色は緑味の鮮やかなものほど新鮮です。
なお、粒の表面に付いている白い粉は、果粉(かふん)とよばれるぶどう自身が作り出した天然物質で、農薬ではありません。果粉は、水をはじいたり、病気などから果実を保護する働きがあるといわれ、全体によくついているものが良いとされています。
太平山頂から見た早春の大平町ぶどう団地
白く見えるのがぶどうの施設
たわわに実ったハウスぶどう「巨峰」
(4人前)
巨峰 | 1/2 房程度 |
グレープジュース | 320ml |
粉ゼラチン | 5g |
赤ワイン | 少々 |
粉ゼラチンは器にいれ、少量の水でふやかしておく。
鍋にお湯をはり、ゼラチンが透き通るまで湯せんにかける。
グレープジュースを温め、溶けたゼラチンを入れてかき混ぜる。
器にゼラチン入りのグレープジュースをいれ、粗熱がとれたら冷蔵庫で冷し固める。
巨峰は皮をむき、赤ワインを少しふりかける。
ゼラチンが固まったら巨峰を盛りつける。
●種なしぶどうを皮つきのままジャムにすることで独特の食感・色が楽しめます。
●このケーキは、大きな山をイメージし、山裾にジャムをのせ凹凸感を出しました。
●ぶどう果汁の色素(アントシアン)と膨張剤が反応し薄いブルーの色あいに仕上がります。
(4人前)
●ジャム及び果汁用 | |
種なし巨峰 | 1kg |
砂糖 | 200g |
●ケーキ用 | |
小麦粉(薄力粉) | 200g |
ベーキングパウダー | 6g |
タンサン(重曹) | 4g |
砂糖 | 50g |
●ケーキの具 | |
巨峰 | 15粒 |
砂糖 | 30g |
小麦粉 | 大さじ1 |
クッキングシート |
●ぶどうを15粒むき実にして砂糖30gをまぶしておく。
●1kgのぶどうと砂糖を鍋に入れて火にかけつぶしながら20分くらい煮て煮汁を200mlしぼり、残りを煮つめてジャムをつくる。
●蒸し器を準備しておく。
小麦粉とベーキングパウダー・タンサン・砂糖を混ぜてふるう。
むき実の汁気を絞り、小麦粉をまぶす。
1にぶどう果汁200ml(たりない時は、水や牛乳を加え200mlとする)を入れて混ぜ生地をつくる。
ケーキ型にクッキングシートをしいて3の生地1/3を流し、2のむき実を等間隔に並べ残りの生地を流し、20分蒸す。(竹ぐしをさしてぬいた時生地がついてこない状態です。)
皿にとり出し、裾の部分にジャムを塗って仕上げる。