名前の由来

「とちあいか」(品種名:栃木i37号)は、2018年に開発された栃木県のオリジナル品種です。「とちあいか」という名前は、一般投票によって選ばれ、全国で愛される栃木の果実になってほしいという願いが込められています。

切り口は、ハート型!?

縦に切るとかわいらしいハート型になるのが特徴です。スイーツなどに添えると、とても見栄えがよく、スイーツの味をよりいっそう引き立てます。

際立つ甘さ

酸味が少なく、甘さが際立ち、香りがよく、とってもジューシーです。果実の大きさは、とちおとめとスカイベリーの中間で大玉サイズです。

いちご研究所長
植木 一博氏

私たちいちご研究所が
開発した「とちあいか」。
自信をもってお薦めします!

 いちごの品種開発は数年かけて行います。
1年目には約10,000株もあった苗が、5年後には、1つ残るか残らないかという極めて厳しい確率です。「とちあいか」の場合、大粒で甘く、収穫期間が長くて病気に強いという特性を持つ系統を選抜していきました。
 栃木県はいちごの生産量52年連続No.1の“いちご王国”。日本でもっとも作られている「とちおとめ」も栃木県が開発した品種です。私たちは、“いちご界の横綱”「とちおとめ」をライバルとして、これを超えたいと日々研究を続けています。
 そうして生まれた「とちあいか」ですが、おかげさまで農家の皆様はもちろん、実際に購入して食べていただいた方にも非常に高い評価をいただいています。これからも生産者、農業団体、行政が一丸となって、“いちご王国”を支える品種の育成に努めていきたいと思います。

(一社)とちぎ農産物マーケティング協会
いちご部会長
白滝佳人さん

消費者の方に
おいしいいちごをお届けします

 日本一のいちごの作付面積を誇る栃木県真岡市でいちご栽培をしている白滝佳人さんは、栽培歴30年以上のベテランです。白滝さんは、3つの連棟ハウス延べ50アール(1アール=100平方メートル)でいちご栽培をしています。今作からすべてのハウスで「とちあいか」の栽培に切り替え、収穫と出荷に追われる毎日を迎えています。
 水耕栽培を行っている18アールのハウスに案内していただくと、赤く熟した大きな「とちあいか」がたわわに実っていました。
 「とちあいかの特徴は、何といっても甘さです。糖度は、とちおとめと同じくらいですが、酸味が少ない分甘みが際立っています。とても香りがよく、ジューシーです。大きさは、とちおとめとスカイベリーの中間ですが、見栄えのする大玉サイズに育ちます」と白滝さん。残りの2棟のハウスでは、土耕栽培を行っており、水耕栽培と比べ、どちらが栽培に適しているかを確かめる実証実験の場にもなっています。
 「とちあいかは、優秀な品種だと思います。病気になりにくく、耐寒性もあるなど、環境適合性が高く、栽培がしやすいので、栽培歴の浅い人や新規就農者に適した品種です。また、花の育成が早く、連続してよく咲くため、次々に実がなり、安定した収穫量と単収アップが見込めます」と白滝さんは言います。さらに、収穫期間が10月末から6月初旬までと長いことも生産者にとっては大きなメリットです。
 「とちあいかの優れた特徴を最大限に引き出すため、これからも栽培技術の向上に努め、消費者の方においしいいちごをお届けしたいと思います」と抱負を話してくれました。

水耕栽培は、水や肥料のコントロールがしやすく、作業効率がよい

次々に実がなる「とちあいか」は、安定した収穫量が見込める

スカイベリー同様、大玉が特徴のとちあいか

水耕栽培を行っている18アールの連棟ハウス